こんにちは!築古戸建て投資家のエリック@eric7blogです!
持分とは、所有者が複数人いる物件のことを言います。
持分の合計が1になれば購入しても良い物件です。
足しても1にならない場合は、所有者と交渉して1にして貸し出したり売却をします。
持分の一部を持っている人は、クセのある人なので初心者は合計で一になる物件を購入しましょう。
この記事では競売物件にある持分について解説します。
共有者の持分とは?
競売の3点セットを見ていて、「持分」って記載がある物件をみたことありますか?


共有者の持分の合計が1になれば、全ての共有部が手に入る普通の物件ということです。
合計が1にならない場合は、他に所有者がいるので、物件全部が自分の物件になるわけではありません。
上記の物件の場合は、共有者が6人いるのでわかりにくいですよね?
持分12分の4+4+1+1+1+1=12なので合計で1になります。
持分が利用される大抵の場合は、ご夫婦で持分を2分割して合計で1になる場合が多いです。
「持分」と出てきた場合は、合計が1になる物件か必ず確認しましょう。
持分の合計が1にならない物件はダメな物件?
持分の合計が1にならない場合は買ってはいけないの?って思いますよね。
持分の合計が1にならない場合は、初心者は避けるべき物件です。
持分の物件が1にならない場合は、素人が手を出す物件ではありません。
わざわざ時間がかかる面倒くさいことをしなくても物件はたくさんあります。見送りましょう。
なぜ、見送るべきのか?
持分の合計が1にならなかったということは、誰かが残りの持分を持っているということになります。
大抵の場合、残りの持分の所有者は「元妻」
物件を購入する時に持分を分けるのは、家族関係のあった人です。
さらに競売に出されている物件の持分所有者を見捨てて、自分だけが今なお持ち続けている人。
家族が家のローンが払えなくて困っている時に見捨てた人。
競売にかかるのをただ見ていた、ちょっと変わった人です。
当たり前ですが、競売物件は家一軒まるまるで売る方が高い金額で売却できます。
持分物件になってしまうと通常の価格よりも安くなってしまうのです。
それでも競売にかかった人と一緒に家を売却しなかった人。
どこの誰かと一緒に住まないといけなくなる可能性があるにも関わらず、自分はそのまま住み続けている人は相当のくせ者です。
そんなくせ者と交渉して、2人で持分を1にして物件を売却しようなんて、初心者には難しいです。
初心者は持分が合計で1にならない物件は買わない方が安全です。
変な人と関わるのは時間の無駄ですよ。